おはようございます。
曇り空の東京、ちょっと寒い。
昨日は、
田んぼを手伝ってくれた20人ほどの仲間たちに
我が家に集まってもらい、
感謝祭を開きました。
参加者みんなに一品づつ手料理を持ち寄ってもらい、
我が家からは新米ごはん・お味噌汁(自家製味噌)・
田んぼの畦で育てた枝豆・サラダ・生野菜・
野菜のオーブン焼きなどを用意し、
わいわい~わいわいと楽しい一日でした。
ギター演奏、即興ダンスなどもお出まし。
みんなの笑顔で幸せ気分。
お米さんが繋いでくれたご縁ですね、ありがとう(^^)
今日は、
前々回のブログ 【 土から平和 】 の続きを書きたいと思います。
たくさんの数字を羅列しますので、
文系型思考の方は、ご覚悟を!
理系型思考の方は、私の計算ミスがあったらご指摘くださいね(^^)。
私たちの田んぼの広さは、約 3 畝 ( ≒ 100坪 / 330平米 )
注) 1反 ( = 10畝 ) の広さ :
約1000㎡弱 ≒ 33メートル×33メートル
この3畝の田んぼから
150キロ ( 2.5俵 ) のお米が収穫できました。
日本人一人当たりのお米消費量は 59キロ 。
ですので私たちの田んぼから、
平均的な日本人の二人半分のお米を作れたわけです。
ちなみに、
田んぼには肥料もなにもいれず、草取りをしただけです。
ですが、周辺の田んぼやプロの農家さんよりも
一粒一粒が大きくて、
一房に200粒以上、
一株で2000粒以上の出来栄えでした。
日本の農家さんの今年の一反当たりの収穫量平均が 9俵 。
私たちの田んぼ一反当たりの収穫量は 7.5俵 の計算になります。
( 3畝で2.5俵収穫できたので、
一反計算だと、2.5俵の約3倍で7.5俵 )
しかし、
私たちの田んぼは谷津田 ( 両サイドが山に囲まれている田 )です。
山や木々の恵みである栄養分のある水と土、動植物、微生物が豊富。
よって谷津田の米は美味しいといわれ、
昔の人はこうした場所で獲れた米を最初に買ったそうです。
一方難点は両サイドが山で木が生い茂っているので
日照時間が短いこと。
ゆえに、収穫量は減ります。
プロの農家さんでも谷津田の田んぼでは
1反 で 7俵 獲れれば上出来だそうです。
ですから私たちの収穫量は
日本の農家さんの一反当たりの平均収穫量には及びませんが、
谷津田という条件を加味すれば、
平均以上の素晴らしい収穫量だったというわけです。
しかも、美味しいのですからね
これには、私たちだけでなく、
周辺のプロの農家さんも驚きの様子でした。
お世話になっている有機農家さんが
「これは高級米扱いで、高く売れるよ」
と褒めてくれたほどです。
おだてのお言葉かもしれないけど、
褒められれば嬉しいものです
まぁ、最大の要因は、
頂いた苗が良かったことですね。
(日本不耕起栽培普及会代表の藤崎さんと、
寺田本家の吉井さんから頂いたんです)
開墾から収穫まで田んぼでの作業日数は21日だけでした。
たいへん・・・と言われる草取りは、夫婦ふたりで二時間で済みます。
要するに、
年間20日ほどの田んぼ作業で
「 苦労 」 どころか 「 楽しく 」、
一年分の米をシンプルに自給できることが
証明できました(^^)
さて、日本の農地は今、埼玉県の広さが荒れ果てているそうです。
埼玉県の広さは 約 3800 平方キロメートル ( 国土の1% )。
また一説によれば、
岐阜県の広さが休耕田になっているとも言われます。
岐阜県の広さは 約 10000 平方キロメートル
( 国土の3%弱 )。
1平方キロメートル = 100万平方メートル。
卓上の計算でしかありませんが、
1人が自給的に一年間のお米を栽培するとして、
埼玉県の広さに匹敵する農地面積で
何人の人が従事できるでしょうか?
計算してみました。
私たち夫婦の田んぼの面積は 330 平方メートル。
よって一人当たりの田んぼの面積は 165 平方メートル。
埼玉県面積
3800キロ平方メートル = 3,800,000,000平方メートル
3,800,000,000平方メートル ÷ 165平方メートル
≒ 23,000,000人
なんと 2300万人 の人が米を自給できるだけの農地面積が
余っているわけです。
今の日本人の就労人口は 約6000万人。
うち 3分の1 が非正規雇用者といわれるので 約2000万人。
5人に1人が年収200万円以下とも言われていますから、
約1200万人は200万の中で生活せねばならない状況です。
これが、市場原理主義経済による格差社会の現実。
政治、経済を変えてゆく必要があるのは、当然です(怒り)。
しかし、政治が変わりつつあるものの
私たち一人ひとりは、今を生きていく必要があります。
政治にコミットしながら未来を変えてゆくことをすると同時に、
自分の生活力で自立してゆかねば
他力本願で社会に翻弄され続けねばなりません。
上記の計算のように、
2000万人の非正規雇用者
( ニート、フリーター、派遣、請負 )の方々が、
各地の田んぼと畑で自給を始めるだけの農地が有り余っている。
もし自給できれば、年収200万でも、充分家族で生活してゆけます。
いっそ、好きな夢や仕事を実現させてはいかがでしょうか。
なんといっても年間20日間の労働でお米が作れるのですから、
残りの340日で好きなことを仕事にして、
収入が少なくても大丈夫。
恋人との時間、家族との時間、手作り料理の時間、
趣味の時間、月を眺める時間、日の出を拝む時間・・・・
幸せ時間が増えるでしょう。
好きな仕事と農作業は、お互いにインスピレージョンで高めあうので
「 いい仕事 」 につながります。
自然界の循環の中に身を置くことは、
発見と学びと生きる哲学に結びつくからです。
そうして半自給する人が増えたら、
荒れ果ててゆく地方が元気になり、
農薬・化学肥料による環境汚染や人体被害も少なくなり、
地域にお金が循環するようになり、
鬱や病気が減って人々が元気になり、
日本の大切な伝統や技術が復活し、
荒れてゆく里山や森林が蘇り、
地域小型自然エネルギーの地産地消が進み、
都会への人口集中が減り始め、
食料自給率が高まり
世界の他の国々の地球資源を奪うことなく、
よって貧困国の自立をも促し、
地球と人々は自立と共生のバランスがとれた未来に向かってゆく。
環境、平和、政治、経済、社会の不可能と思われていた問題が、
いいスパイラルへと変換し、
全てが好循環の中で解決してゆくでしょう。
今日長々と書いてきましたが
一番お伝えしたいことは、
今の経済システムからドロップアウトした人こそが、
半自給しながら
好きなことを仕事にして
その仕事は程よい小ささで地域に根ざして、
ローカリゼーション的な未来社会を創ることを可能にする。
社会を変えてゆける可能性のキャスティングボードを握っているのは
あなたです。
なにより、農的ライフは、楽しくてたまらない。
自分自給力向上で未来への不安はなくなり、
悩み続けた 「 自分探し 」 は終る。
1人1人が小さく未来社会を変えてゆく(^^)
世界経済も日本経済も去年壊れ、
自民党が壊れ・・・・、
私たちは先に歩いてゆきましょうね(^^)
そしたら、
今はまだ気付かない周りの人も、
「 幸せ 」 な持続可能社会に
方向転換してくることでしょう!
hhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh
楽しくお読みいただけたなら
下記をクリックしてくださいね(^-^)
ありがとうございます(^-^)
hhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhhh
—–